私とねねの(10以上の?)約束 (2008.2.28)

今年で12歳になる我が家の愛犬、ねね・・・。
カメラさえも食べ物と思って寄ってくるのであった・・・・・
ペットショップで売れ残っていた。
ワクチン接種も終わっていて、小さなケージには入りきらなくて、我が家に来た時は既に、柴犬より大きかった。
もうちょっとしたら、処分されるトコロを、なぜだかこの子に限って、それが耐えられなくて、おうちにつれて帰った。これがご縁というものなんだろう。
犬を飼う気はあったけど、中型犬・・・と思っていたので、彼女がおうちに来てから、どたばたと、色々なグッズを揃えたのを覚えている。
とても臆病で、2度も私の手をぱっくり噛んで、怪我をさせてくれた。今も残る傷跡がある。
子供たちをがるるるるる・・・・と、威嚇して、いつも、部屋の隅っこに逃げ込んだ。
彼女にも色々あって、人間が信用できなかったあの頃・・・・。
かなりの問題犬だったんだよね。躾は、かなり大変だった・・・はず。今は昔で、都合よく忘れちゃってるけどね。

今は、とっても仲良しです。
年をとったので、お散歩は以前の半分くらいだし、寒かったり暑かったりした日は、途中で「帰りたいよう~」と、立ち止まってこちらを見る。
ねねは、私のことも、子供たちのことも、相方のことも、向かいに住んでる私の元家族のことも、相方の実家の家族も・・・・とっても大好きなのです。
とっても大好きで、いつも尻尾をふりふりして、擦り寄っていきます。
「いい子だね」「よしよし・・・」と、言って貰ったり、撫でてもらいたくって・・・・そうしてなでてもらった後は、とても幸せそうなの・・・。
「世界で一番幸せに」してあげれないときもたくさんあって、申し訳なく思ったこともたくさんあったけど、もっと彼女と一緒に過ごせるように考えを巡らせています。
我が家にこの数年の間に訪れた、たくさんのピンチ・・でも、彼女はどんな時も、優しい目で、こちらが振り向くのをただただ、待っていてくれました。
正直、あまりに大変なときは、うっとうしい存在だったこともあります。彼女もそれを感じていたはずです。
ストレスで、尻尾を噛んでしまって、はげはげ尻尾になっていたこともありましたね。
手入れが行き届かずに、毛玉がたくさん出来てしまって、ブラシが通らなかったことも・・・。
イライラしていた私を見ながら、あなたはどう思っていたのでしょう?
ねねのニオイを嗅ぎながら、ブラシをかけ、きゅっと絞ったウェスで拭きあげ、歯を磨き、爪と肉球の間の毛のお手入れをする。
私にとって、幸せのひと時・・・・
わんこの世話は、自分の子供たちが小さかった頃の世話同様、幸せのニオイがするから、とっても好き。
子供たちは、手が離れて、もう、髪も自分で梳かすし、歯も磨く・・・・爪だって自分たちでやってしまうから、私の出る幕はない。
だからと言うわけでもないけれど、ようやく最近になってねねとゆっくり過ごす・・・毎日手をかけて、世話をする。
もうしばらく、ほんのもうちょっと、私の手をアナタにかけさせてくださいね。今までの不足分も足して、そばにいさせてくださいね。
「世界で一番」幸せなわんこでいて欲しいので・・・。
アナタにとって、ここが、世界で一番心安らぐ場所であって欲しいので・・・・。
我が家のメンバーにとって、アナタは、世界で一番愛するわんこなんですから。