休日のランチ(2008.2.11)

金曜は、夜PTAの会合。
土曜は、ちょっと用事ができて市外まで・・・息子の迎えの時間も微妙で、いつもよりむしろ忙しかった。
日曜は洗濯や繕い物、アイロンかけなんかに追われて、私には休日なんかじゃなかったんだもの。
そして、ようやく、休日らしい休日!
お天気は晴れ!
思いっきり朝寝坊をしてやったぜ!何週間ぶりだろう???
夜は寒い日が続くので鍋を計画。
朝は普通にご飯だったし・・・・
故に、お昼はパンケーキを食べたくなって、たくさん焼きました。
何枚焼いたかなあ・・・?30分くらい焼きっぱなしでした~!!!
もう、ずっと食べていない・・・・。
実は、ホットケーキやパンケーキは、時間さえもらえれば、プロ級に焼くことができます(*^^)v
え?何でって?だって、プロに教わったから(笑)

甘いものが苦手で、変な子ども扱いされていたワタシですが、これは、ソーセージをはさんだり、チーズやトマトを乗っけたり・・・・と、必ずしも甘くする必要のなかったものなので、スキだったんですね~。
甘くしたとしても、カラメルソースのような、ちょっと苦味のあるものや、ハチミツにお酢やレモン汁を加えて、甘酸っぱくしたものなどを作成すれば、まったく問題なかった。
何より、バターは塩味がほんのりするので、その塩味とほんのりとしたケーキの甘味が最高だったんですね。神戸で暮らしていた頃、ちょくちょく行っていた喫茶店のメニューに「パンケーキ」ってのがあって、これがとびきり美味しくて・・・・・いっぺんにファンになってしまった。
ガイドブックに載ってるようなお店じゃなくて、地元の人がモーニングを食べに通うような、そんなアットホームなお店でした。
今思えば、かなりナチュラル嗜好なお店だったんだけど、当時はバブル全盛期・・・まだ時代が追いついていなかったような気がします。
その他に、紅茶とサラダとスープもとても美味しかった。
いつしか、常連になり、作り方も気軽に教えてもらった。
昼過ぎに行っても、パンケーキモーニングを出してくれるまでに、毎週の顔となりました。
記憶では、友達と行ったことは多分なくて、休日やバイトの前なんかに一人でふらりと立ち寄るお店。

牛乳じゃなく、ヨーグルトで生地を練るんだよって・・・・
アメリカに住んでいたことのある店主のママさんは、あちらでは、バターミルクで作った本場のパンケーキがとても美味しかったけれど、日本では「バターミルク」はなかなか手に入り辛いので、酸味のあるヨーグルトを使ってレシピを完成させたんだそう・・・
ノンホモ牛乳で自分で作れるけど、毎日はいくらなんでも大変だ!
最近は粉状のものを、輸入食材やさんで見かけたりもするけどね・・・・消費期限がとても短いものなんだそうだ・・・・牛乳から分離させるものなだけにね・・・。

神戸から離れて高松に戻り、2年後震災があって、更にそれから数年後に訪れた時には、町並みはすっかり変わっていて、お店はどこにもありませんでした・・・。
まるきり、想像もつかない場所になっていて、元の場所がどこなのかさえ、分かりませんでした。
目印の、狭いけど両側にお花が一杯の庭のあるおうちも、犬が2匹いた家も、オシャレな玄関のおうちもなくなって、さら地のまま空き地になっている土地と、新しく家を建てたらしい知らない人の住む家、そして小ぶりなアパートやマンションにすっかり変わっていました。
ママさんはどうしてるのか、聞く術もなく、すごすごと帰ってきました。

でも、その美味しかった味だけは舌がちゃーんと覚えていて、近いものを私に作らせようとするのです。
そして、今、家族にもちょくちょく振舞う私がいます。
ホットケーキミックスでも簡単にできるけれど、私は最近、地粉に重曹などを混ぜ込んで、自分で作ります。
前日に、粉に卵と溶かしバター(orオリーブオイル)、ヨーグルト、豆乳(orスキムミルク&水or牛乳)、きび砂糖・・・そのほか、気分で黄な粉なども入れてみたり、紅茶で生地を伸ばしたりして、一晩寝かせておきます。
重曹(重曹を知る前はBPでやってたわけですが・・・)は焼く直前に混ぜ込んで、丁寧に焼けば、美味しいパンケーキの出来上がりです。

今は、成長期の子供達・・・見た目より、スピードを要求されるので、(大き目のフライパンで、小さめのパンケーキを順番に2~3枚ずつ焼くという)こんなへんてこな焼き方ですが、相方と二人の時や、子どもがまだうんと小さかった頃は1枚ずつ実に上品に焼いて見せたので、この料理は、家族にはいつも<★★★三ツ星>をつけてもらっています。
フルーツを飾ったり、生クリームを添えたり、野菜ディップに付けたり・・・・。
軽めの食事にも、おやつにもなる、本当にいい料理です。
たまーに外でホットケーキやパンケーキを食べる機会があっても、これだけはおうちのが美味しいと褒めてくれるので、作りがいもあります!
どちらかっちゃ、スィーツ嫌いと言われる私ですが、嫌いな訳じゃなくて、ほんの少しで満足してしまう体なだけなんですって!
ショートケーキは半分でOK、クッキーは1枚でOK・・・ただそれだけなんです。
自分で粉から作ることで、気になる素材を外して、好きに合わせられるのも魅力ですね。
ただ、美味しくする為には、前日から仕込むことが何よりなので、そういう意味では手間のかかる料理なのかも知れませんが・・・・。
大きく焼くことも、こんな風に小さく焼いて色々な味を楽しむことも、なかなかに面白い。
コツを聞いて帰った夜、ホットケーキミックスの箱に載ってるように、はじめて、上手に焼けた時は本当にうれしかった。
今でも、はじめて食べた時のうれしいショックは覚えています。きっと、永遠に届かないけど、それでもやっぱり作るんだろうな・・・・そして、作るたびにあの味を思い出すんだろうな・・・。
今日のトッピングはジャム、ヨーグルトで和えたフルーツ、メイプルシロップ、てんさいオリゴ糖、サイコロチーズのケチャップ和え・・・・そして、簡単なスープです。
あっと言う間に無くなりました。
焼く時間より、食べ終わるまでの時間が圧倒的に短い・・・・そんなもんなんですなあ・・・