上の息子の二学期終業式。
下の息子の冬休み一日前。
二学期制にすると、こんな何だかだらしない書き方になってしまう。
今、二人の息子がそれぞれ、二学期制と三学期制とをリアルタイムで過ごしているわけだが・・・
二学期制は正直、日本の風土に合ってないなあ・・・と思う。
三学期制は、お正月前に、成績表を持って帰り、直前に期末考査を済ませ、色々な意味で、今年の仕事を片付け、来年に向かう。
ほんの少し、自分に足りなかったこと、短い三学期の中でやり遂げるべきことを考えながら、来年度に向けて、用意を万端に済ませる・・・そんな清清しさがある。
それに引き換え、二学期制は、すべてお正月の後・・・。
なんていうか、荷物を積み残して出発してしまったような、宿題の残った感がある・・・。
夏休みもそうだけど、長期休暇が、生活に活かされていないんだな。
ゆっくり考える間も、ああこれはまずい、とやり方を変える暇もない・・・・そんな感じなのだ。
日本には四季がある。
それに応じた長期休業がある。
雨季と乾季しかないような国で使われている決め事はどこかそぐわない・・・。
教育の遅れは、タイミングを取り違えた大人たちの犯した最大の罪なのだと思う。大学生には二学期制はいいと思うけど、義務教育には、三学期制がやはりピタリとハマる。
狭い範囲での行き届いた理解度を求める教育。
まずいと思ったら、引き返そうよ、お役人様たち・・・
三学期制の進学校に入った上の息子・・・
どんなにか大変だろうと気をもんでいたのだけど。
実は、余裕があるのは上の息子のほう。
学校行事は多いし、テストの回数も1学期分多いし、模試もある・・・小テストはしょっちゅう・・・・
でも、実際に生活に余裕があるのは上の子のほうなのだ。
モチロン、勉強は確かに大変そうなんだけど、精神的な余裕がまったく違う・・・・
学校側が、充分な学習時間を設けているので、実に丁寧で、行き届いた教育を受けているのだ。
結果、落ちこぼれがいない。
結果、吹きこぼれ(勉強が出来るのにさせてもらえないのでやがて興味を失ってしまうタイプの子供たち・・・)もいない・・・。
すごいことだな、と思う。
学校や教師の血の滲む努力の結晶なんだろう、今の恵まれた状態は・・・・。
息子はそれを享受しながら、確かに成長している。
23日には、遠出をして、友達のところにJRにはじめて自分ひとりで乗ってお出かけだ・・・
息子にとっては、はじめての大きな冒険かも(笑)
今まで出来なかったこと、たくさんやって欲しい。
勉強は大切だけど、それ以外のことも・・・。
そんなお兄ちゃんを見ながら、下の息子は、自分も受験しようとがんばり始めた。
前を向く子を応援する・・・そんな当たり前のことが出来ない学校がたくさんある。
理由はたくさん、責任はなすりあい・・・・でも、解決させるための努力を怠らないでほしいな。
私立流行りは、伊達じゃない。
今、本当にそう思います。