真昼の犬(7/8)

犬って、飼ってる人が多いけれど、首をひねりたくなるような飼い主ってのもこれまた多い・・・。
虐待なんてもってのほかだけど・・・・・

最近気になるのは、何故だか真昼に散歩をしている人・・・。
陽炎が立ちそうな暑い中、アスファルトも焼けてじりじりと日差しが刺す中、散歩をしている。
自分はしっかりと帽子や手袋で防備して・・・・。

犬ってね、舌と肉球でしか体温を下げることができないんだよ。
汗腺が無いから、暑さにはとてつもなく弱い。
その代わり、寒さには強くて、冬毛にでもなれば、剛毛とふわ毛の二重バリアでほかほかだ。(一部例外の犬種はモチロンいます!一般的な犬ね、日本のそちこちで見かけるやつ!)
なのに、そんな事したら、夏ばてしちゃいますよ!
これも私的にみれば虐待なんじゃないのかな?と思ってしまうわけです・・・。
犬はご主人様が絶対なので、決して逆らったりはしないだろうけど・・・・だからと言って、その生態を無視して飼ってはいけないんじゃないでしょうか?
自分も犬にも丁度いい、早朝か夕方に散歩は行ってあげてください・・・夏は・・・・。
あなただって、真昼に温室で仕事をしなさい、と言われたら嫌でしょう?例え上司の命令でも・・・。

喋れない分、私たちは充分に理解をして一緒に生活をしてあげましょうよ。
そんなに長い間、一緒にいてくれる生き物ではないんですから・・・・。
ペットショップの人たちも、躾だけじゃなくて、その生態をしっかりと命を託す人たちに知らせてあげてください。
私は犬しか分からないけど、猫やリスや鳥や・・・全ての生き物が幸せになれるように・・・・。
無理矢理、人の暮らしに合わせて、狭い世界で生きさせているのですから、せめて、その代償くらいは、人は払うべき・・・と思います。
代償って言葉は硬いけど、愛情をかけ、手間をかけ、お互いが快適に暮らせるようにほんの少し努力をするだけです。
それを惜しむのなら、きっと飼ってはいけないんじゃないでしょうか?
どちらも不幸ですから・・・。