11年目の真実(ちょっと前6/1のお話)

度肝を抜かれた。

我が家は建ってから11年が経過した。
本当は昨年、10年点検をハウスメーカーさんがしてくれるはずだったのだが、諸事情で1年のびのびになってしまった・・・。

フローリングに傷が入ったり、畳がめちゃくちゃだったり、障子紙が一部張っても張っても破られていたり、塗装が少し剥がれていたり・・・・と、そんなことは想定内の出来事で、最近では自分でメンテナンスできるところはやろうと思ってさえいる。

とにかく、丸3年、片付けのできてない我が家ですから、何とかしなくては・・・と、点検があろうとなかろうと、考えていたことだった・・・。

で、5月半ばからぼちぼち始めた・・・・・。最近は、お風呂の掃除はすっかり息子たちの仕事になってるので、自分で触ることもなくなっていたけれど、ふと、壁と天井をビネガーで拭きながら、久々にやろうかな、と思った。

いつものように金具を外したりイロイロしていたその時!!!!!!!

一番奥のプラスティックを引っ張ったら、ぱかっと取れた。
そして、恐らくは、これが夏になったらお湯を早く濁らせてしまう原因だったろうと思われる湯ドロが、だらーりだらだら・・・・・と出てきた・・・。
そういえば、最近ずっと、給湯時間が少し長くなったなあ・・・なんて思っていたんだけど、どうやらこの湯ドロが蓋をしたようになってしまっていて、上手くさら湯が出てこられなかったんだと理解!
念入りに磨いても磨いても、お湯は濁るし、湯ドロがちらちら出てくる・・・ことごとく不愉快な理由の元!

見てしまったら放ってはおけないので、ワイヤーのついたブラシを持ってきて、管の奥までゴシゴシ!
シャワーで流し、またゴシゴシ・・・・。
あらかた、物理的に取れたことを確認してから、とどめとばかりに、重曹をブラシにまぶし、ゴシゴシ・・・。
そして、スコートボトルにクエン酸水を作り、奥にチューッと注入。
ボコボコボコボコ・・・・・と泡が出て、小さな取りきれてなかった湯ドロのかけらが出てくる。
しばらく発泡してもらうために、ラップを詰め込み、サイダーを閉じ込める。

そのまま放置して、他の場所に掃除機をかけたり、洗濯物を干したり・・・・30分位もたったころに、お風呂場に戻る。
そして、蓋を外し、シャワーの水を勢い良くかけると、最初かけらの混じった水が出て、すぐに澄んだ水に変わった。

水を止めてその管の穴に鼻を近づけてクンクンとにおってみる・・・。

何のにおいもしない・・・さっきまでの、少しかび臭いようなにおいはすっかりなくなった・・・。

とっても不潔なお風呂に入らせてたんだろうけど、重曹はすごいね・・・・入浴剤に使ってたから、まったく、そういう意味でのトラブルは出なかったし、においもなかった・・・。

その夜、ものすごくキレイなお湯のお風呂に入り、次の日の朝、ふたを開けてみると、確かに少しお湯は濁ってるけど、まったく湯ドロのかけらが浮かんでいない・・・。

はあー自分の家ながら、この部品が外れるなんて、まったく予想外!
建ってすぐの時、一度外そうとしたけれど、ビクともしなかったので、あきらめていた場所。
よくよく考えれば、部品を組み立ててるんだから、本当の意味で外れない、なんてことはないんだろうけど、いやー、おかげで、もう一つ気持ちよくすることのできる場所を11年目にして発見。

ますますお風呂タイムが楽しくなります。
もしや、まだ何かこの家には秘密が・・・・?