本格的に中学に通い始めた上の息子・・・・1週間経った・・。
少しは疲れも出るし、こちらもいろいろ・・・。
でも、下の息子も実はいろいろあって・・・・(最終的には問題なくて、ほっとしたけどね^_^;///精密検査を春休みに受けてた・・・・その結果が春休みあけに出たのよね)。
そんな下の息子のことで病院に行った日・・・。
そこで見たものは・・・・
白いTシャツとダブダブのズボンを腰できゅっとベルトで縛った、一人の男の子。
小児科の病院の前でタバコをプカプカ・・・。
彼が少し離れたところにいる数人の男の子に大声で話しかけている。
その集団は、明らかに中学生、そして彼以外の、数人の子供達の制服についた名札の色を見ると1年生。
紛れもなく、地元の中学・・・私の母校でもある中学の生徒だ。
気付いてないんだろう・・・
本当はかまって欲しい、注意して欲しい、止めさせて欲しい・・・・派手な服装と、行動で周囲の注目を集めて、自分でもどうしようもできない自分自身をどうにかして欲しい。
行くべき方向を教えて欲しい・・・。
でも、自分でも気付いていない・・・。
何を欲しているのか、こんな行動をとってしまう自分の心理にも・・・。
彼の大声で、たむろし始めたその集団は、大人でもうっかり声をかけたりできないほど、なんだか恐い雰囲気。
毒のある言葉を選んで、周囲に聞こえるように大きな声でわざわざ話している。そんな雰囲気を一生懸命作っている。
ものすごくアプローチしている。
大人との壁、社会との壁を作っている・・・。
でもね、どんなに壁を築いても、いずれ、君たちは放っておいても大人になる。
壁は勝手に崩れて・・・・そうしたら、君たちは、また普通の人とそうでない人の壁を新たに築き始めるのだろうか・・・?
君たちの親がどんなだか、私は知らないけど、こんなに痛々しい君たちの姿を見ても、何ともも思わなかったりするのかな。
その中に、もし、私の息子がいたら、私は取り返しに行くのだろう・・・間違いなく。
やり方がめちゃくちゃでも、息子に嫌がられても、自分で見ても情無い姿になっても・・・それでも奪還しに行くんだと思う。
だって子育ては、キレイな仕事じゃない。
情けなくて、惨めな自分と向き合うこともたびたび・・・。
でも、愛する対象と言うものは存在して、それを守ったり、育てたりすることのために、なぜだか必死になれる。
私が最近特に思うことは、人間って自分の為にはすぐへこたれて、どうでもよくなったりする。
のたれ死にしてしまうかも知れないくらい、周囲はどうでもよくなったりする・・・とても一人は弱いんだね。
でも、誰かの為だったり、何かの為だったりすると、あれっと思うくらい、がんばれたり、踏ん張れたりする。
同じ人間なんて思えないくらいにね。
何かっていうのは、家族だったり、仕事だったりするけど・・・。
例えば、親じゃなくても、この先、君たちをとても大切に思ったり、頼りにしてくれたりする人は必ず現れる。
そんな時、子供の頃からこんなに周囲を邪険にすることばかり学習してしまったら、巡り合えても、上手く続けてなんか行けなくなってしまうよ。
周囲を傷つけるその行為は、実は自分に向けた刃そのもの・・・。
お願いだから、悲しい方向にだけ行くようなことはないようにしてね・・・。
自分で自分をそんなにずたずたにして、周囲を混乱させなくても、大切なものは自分の中にあるんだよ。
日本の未来の影の部分を、政治家になろうとしてる人、維持しようとしてる人、見つめて欲しい。
統一地方選挙、市議会議員は今週末。
そんなことを考えつつ、新聞の一面の候補者を見渡す・・・・。
悲しい子供を救える人たちは、この中にいますか?
救える大人であると言い切れますか?
そんな人をこそ、私は選ぶつもりです。