局地的にものすごい雪が降った。
それは一瞬で、しかも、飛行機さえ止めてしまうほどすごいのに、ほんの5キロ離れた所では、まったくなにも降らないといった極端な天気だった。
不幸なことに、その「局地」に子供の通学路があって、更に不幸なことに下校時間としっかり重なった。
雪の積もったランドセル・・・真っ赤なほっぺ、冷たい手足・・・・。
特に次男は、帰り始めてから振り出して、傘もささずに走って帰ってきた。
息子の到着より、ほんの3分前に自宅に帰っていた私は、先に帰った次男のために、バケツに熱いお湯を張り、重曹と塩を入れ、ジンジャーの精油を垂らし、足湯をさせた。先に着替えをクローゼットから出した息子は、まず、冷たいものを脱ぎ、濡れていない暖かな衣服に着替えてから、裾をめくって足を浸けた・・・。
「ぬっくうーい(あったかーい)」と、うれしそうに手もつけ、暖まっていた。
こりゃうかうかできないな、と思い、上の息子を迎えに出た。
上級生なので、少し下校時間が遅い。
車を出して、学校に向かうと、途中から真っ白な銀世界。
黄色い傘が見えて、歩き方で息子と分かる。
クラクションを鳴らして、道から少しはみ出ている空き地に車を止める。
長男は、少しマシ・・・傘をさしていた分、頭もランドセルも塗れてはいない。
乗せて帰ると、次男が足浴を終えて、タオルで足を拭いていた。
熱く絞った別のタオルで頭や顔も拭いてやり、それから乾いたタオルでもう一度拭いてやると、ようやく体温も人間並みに戻ってきた。
長男も熱いタオルと乾いたタオルで同様に。
それから脱ぎ捨ててあった、びしょびしょの制服を今使ったタオルで拭き、できるだけ水分を拭き取る。
ハンガーにかけ、扇風機の風を当てる。
今日は、塾の日、ようやく落ち着いた息子たちに熱い番茶を飲ませてから、再び出発。
それでも、それから数日・・・やっぱりちょっと風邪をひいたみたいです。
鼻水ジュルジュル。
さて、これから我が家的処方が始まります。