久し振りの友人と電話で話した。
お互い、子供が小さかったり、転勤や何やかやと落ち着かなかったり・・・色んなことがあったので、長電話なんて本当に久し振り。
あの人はどうなったの?この人は?と、懐かしさのあまり、お互い、知りえる限りの同じ学部だった人たちの素行調査(?)もついついしてしまう・・・。
あまり、私は親しくなかったある人の話が出る・・・。
まだ結婚をしていないらしい・・・。
それはかなり衝撃だった。
いや、独身なのが珍しいわけじゃない。
友人達の中には、キャリアウーマンやってる人もいるし、いろいろな事情で出戻った人もいる。
進むべき人生をちゃんと一人で生きているわけなのだ・・・。
でも、その、とある人は、結婚願望がめちゃくちゃ強い人だったから驚きだったのだ。
アンビリーバボー、なわけなんです!
学生時代を思い返してみても、始終、合コンを開いたり参加したり・・・・。
(数が合わないので、なぜか1度だけ一緒に参加したことがある・・・・)とにかく彼氏を見つけるのだと躍起になってるようにさえ見えた。
だから、お茶やお花、お化粧やオシャレもいつも完璧で、ジーパンにスニーカーの私とは、住む世界の違う人だなあ・・・と常々思っていた。
私と違って、上品でたおやかな、女性らしい人だったのです。
そして、できた彼氏もいつも、有名大学に通う人ばかり・・・。近寄りがたい感もあった。
彼氏がすんごいお車でお迎えってなこともあったしね・・・。
うらやましいとか、ねたましいと言うより、やっぱり、住む世界、違うのかな~って感じでした。
ああいう暮らしは、よれよれジーンズに綿シャツの私では勤まらないんだろうな、と、とっても素直に思ったものね・・・・。(化粧キライだったしな~・・・今もだけど)
当時も今も、そんなに親しかったわけではないので、しかとは覚えてないけれど、そんな風に、学生時代を私と違う角度から楽しんで(?)いた人だった。
「でも、あの人が独身だなんて!」
「だってねえ、未だにサンコウを探してるのよ、あの人」
サンコウ・・・?
あ、三高!(このバブリーな単語を若者達は知っているのか・・・?)
あまりに久し振りに聞く単語に、驚きを隠せなかった・・・・・。
思い出すのにも時間がかかってしまったよ・・・やれやれ・・・^_^;
て、言うか・・・そういうものは、20代で手に入らなかったら、二高くらいは、自分で手に入れないとどうにもならんでしょうが・・・・という意見の持ち主のワタクシ・・。(身長だけは如何ともしがたく・・・・・)
四十路でまだそんな事言ってんのか・・・・・。
立派なオバサンな私達世代!いつまでも夢見る少女でいたくても、現実はそう甘くはないよ!
独身だろうと既婚だろうと関係なしよ!シビアですもの、現実社会って・・・・^_^;
と、浮世離れした話に、うっかり舌をかんでしまった・・。
いろんな人が世の中にはいることを改めて確認。
でもね、本当に・・・幸せって、誰かがくれるもんじゃないし、サンコウだから何でも持ってるわけじゃない、できるわけじゃない。
結婚して10年以上経ったから余計にそう思う。
結婚を続けるきっかけもたくさんあったからこうしているけれど、離婚という選択肢も、結婚した以上はついて回るのだ。
何かアクシデントがあった時、高いところから低いところへ水が流れるように、できるだけ自然に生きれば、苦労は肥やしになって身に付き、そこから向こうの自分を助けてもくれるけれど、誰かに助けてもらうことばかり考えていては、少しも強くはなれない。
辛いことが続く時、確かに私も「現実逃避」するけれど、それは一時凌ぎで、ちょっと休めばまた動き始めるのだ。
幸せは、自分で築いて、自分で感じるもの。
と、今は心からそう思うんだな・・・・。
人と会うとき、もし遅れたら、「遅れてごめんなさい」より、「待っていてくれてありがとう」と言った方がいいと思うから・・・・。
逆に、待たされた時、後者のセリフのほうがなんとなく待っていたほうも暖かくなれるような気がします。
同じアクシデントでも、受け取り方も与え方も、ほんの少しのことで結果は大きく違ってくる・・・・些細な日常の中でそう感じません?
例えば、誰かから手作りのスィーツをもらった経験で・・・・
「失敗かもしれないんですぅ~ホントに美味しいですかぁ~?」なんて言って(お前~!もしかしたら味見もしてないのか~??食べたあと、そのセリフを聞いたら味なんかわからないよ~!!!)もらうより、「がんばって作ったから、是非味見をしてみてね」と言ってもらったほうがどんなに気持ちいいでしょう。
(後者のセリフと共に、春巻きの皮で作ってくれたキッシュは最高だった!Nさん!また頼む!!!リクエストなのじゃ~!!!あの味、ワインにぴったり~酒がすすみすぎる~春巻きキッシュは好物の一品に加えておきます・・・・)
それにしても、「サンコウ(三高)」・・・・懐かしすぎます!その単語!