大人の絵本

私にとって、活字のない生活はあまり考えられない。
忙しくてしばらく読めないとか、なんとなく疲れてて、長編は勘弁して欲しい・・・ってな事はあるけど、いつもなにかと本を持ち歩いてはちょこちょこ読むほうだ。

小説よりは、なにかノウハウ本や、経済や政治なんかの本も面白いし、旅行記も好き。
乱読派なので、結局なんでもいいんだけどね。
その時、読んでるものが愛読書。
今週、読みきった3冊。のんちゃんカラー爆発だねっ!と、友人知人からは絶賛の嵐(?)です!

最近は気になっていた宗教に関するもの、それがあまりにスプラッタでシュールなので(宗教と人の流す血は切り離せないものなんだね・・・)、相反する癒し系・・・をこの1週間読んでいた。
読書までどこかバランスを保とうとしている・・私だけ????

そんなだったから、以前から買おうと思っていて、のびのびになっていた本をようやく買った。ガーデニングの本は、実用的なもの、写真多用で、見て美しいもの・・・と、何冊か持っている。
見て美しいガーデンの本は、大人の絵本に他ならない。
その世界に自分がいるような錯覚に陥る。
このような美しい庭を構築できる人は、美しい心と健康な体を神様から授かっているのに違いない。
或いは、こういう庭を造り始めたから、神様からそういったものをプレゼントされたのかも知れない。

この庭が、この世のものとは思えないほど美しいのは、神の愛する世界だからかもしれない。
神の手を持つガーデナーは、神の思ったとおりに植物を育て、地球の裏側の、こんなにも離れた場所にいる私にさえ「癒し」を与えてくれる。
「神=自然」と考える私は、この世に産まれ、生き、そして死んでいくことに感謝をする。
人の営みと植物と、他の全ての生き物と呼ばれるものたちが織り成すこの世界に寿命分だけ生きさせてもらえることに、奇跡も感じる。
私の子供も、そのまた子供も、その奇跡のような自然の営みを素晴らしいと感じ、そして大切にしていく人であって欲しいと、そう思う。
どんな仕事をし、どんな人生を歩んでいったとしても、自然(神)の一部である自分を誇りに思い、この美しい世界を読み取れる感覚を失って欲しくはない。

書を読み解くわけではないから、これを読書とは呼ばないけれど、憩いの時間。
優しい時間はしばし、現実から私を引き離し、たゆたう・・・・。
私も木を植え、花を咲かせてみよう。
地上に産まれたこと(生かされていること)を実感するために・・・・。