外回りを

9月の2度目の連休を、外回りの掃除に使うことになった。
大掃除のタイムスケジュールを大幅に変更。

山盛りの雑草抜きに、外に置くゴミ箱の組み立て。外回りに放置していて未分類のままの色々なゴミの仕分け。
垣根の剪定に、ハーブの刈り込み作業。

これらをこなして、連休は終わった。
カリカリに乾いた草を、稲刈りの終わった藁に混じって燃やす。
9月の終わりから、10月の稲刈り期だけは、燃やしても消防も行政も文句を言わない。
だから、余計なものを燃やすよくない輩も中には混じってるんだろうけど・・・。
実は、どうしても時々燃やしたい理由がある。
すぐ側にある、荒れ放題のもと田んぼが、今では蛇の生息地となっている。
ただの蛇だけではなく、マムシやヤマカガシも混じっているらしい。
私自身、マムシは見た。ヤマカガシは見ていないけど、どうやらスズメバチもいたりする。
なので、こちら側に来て欲しくないので、その田んぼとの境目に時々草や木を燃やして、煙で燻しておくのだ。

野生の生き物は例外なく「火」を、「煙」を嫌うので、時々こうしておけば、あまりこちら側にやってはこないのだ。
数年前まで、新聞を取ろうと玄関を開けた途端に蛇に威嚇されて恐い思いをしたことが何度かある。
幸いにもそれはマムシなどではなったのだけど、ただ、ラッキーだっただけ。
こうしておくと良いよ、と、近所の叔父さんに教わって、それから、常に、むしった草や、カットした木の枝は、その境界線に全て集めておく。
ある程度溜まったら、お天気と相談しながら、火をかけて、煙を流しておく。
こっちに来ちゃだめだよ、というサイン。

2年前から始めたのだけど、効果抜群で、それ以来、家の敷地の中で蛇を見かけてはいない。
敷地の中でも、隅っこで小さな焚き火を時々することもある。
それも勿論、蛇よけの為。
燃やせないところは、出来た灰をぱらぱらと蛇の通り道になりそうな所に撒いておく。
雨や風で流れてしまうけれど、時々やっておくことは、精神的な安堵もある。
子供と犬のいる我が家では、出てもらっては困るものばかりなので、防御をするしかない。

境界線は夏の間は、土も焦げて、黒いけれど、その焦土に蛇の気配は無い。
境界線の向こうのぼうぼうに生えた雑草や、低木も大きくなりかけていて、山に戻ろうとしている「もと田んぼ」を見ながら、管理する人がいなくなれば、みなこうなってしまうのだろうか・・・?と不安になる。
この境界線の向こうの田んぼも、ほんの10年前まで、豊かな実りを約束してくれる、良質な田んぼだったのだ。
放蕩息子が跡取りで、まるっきり管理をしないでとうとう、荒地でさえなくなってしまった。
今では本人は近所の鼻つまみ者の、土地は問題地。

最近マスコミを賑わしている、K首相の後を受け継ぐAさん、「美しい国」に本当に戻して欲しいものです。
具体案はいかに?