6月22日(木)原野を耕す

テーブルにモノを置く。
その動作のあと、
指を離す自分の動きに注意が及ばなくて、
そのモノをひっかけ、倒してしまう。

あるいはなにかモノをつかむ。
次にそれをどこかに移そうとして持ち替える瞬間、
手をすべらせて落としてしまう。

これらは乱暴なのではなく、
動作として未発達なのだ、と最近気づいた。
つまり、修業途中の幼児と同じ。

目的動作のあとの、
仕舞いの動作を美しく。

そうでなければ、
お子様はプラスティックのカップになさい、と、
自分で自分にツッコミを入れる。

きゃしゃな立ち上がりのワイングラス。
割ってタメイキをつくようなお気に入りなら、
これからの修業にも身が入るというもの。

安全な後退よりも、リトライの機会を。

これ案外全てに通じる生き方のコツ、
なのかもしれない。

どうせ辛抱するなら、
センスのないほうには合わせまい。

我が無神経の荒野に、
神経の芽を育てていこう。