ちょっとしたトラブル

ああー腹が立つ!
思春期に入った上の息子も、意地っ張りな下の息子も・・・。
まあ、もともと、母が倒れて、そちらにべったりにならざるを得なかったから起こってることなんだけどね・・。

そろそろ、色々な意味でやはり限界が近づいてるんだと思う。
私にはとにかく時間が無い。
個人的な事情はさて置き、病院は時間通りに動き、それに遅れるわけにいかないのだから・・・。

先日面談で、子供達の色々な学校でのことを聞いて帰った。
そういう事をいろいろ話さなくてはならないのだけど、話を始めても、解決しないうちに、私は家を空けることになる。
2日前からそういう雑事で揉めている我が家なのだ。

私の体も、実は結構本当にボロボロみたいで、昨日の夜はだるくてだるくて、動くことが出来なかった。
病院体質は少し抜けて、少しの物音で飛び起きることは無くなっているのだけど、それでも依然として、目は覚めて、眠りがとても浅いことに気付く。
そんなだから、朝の寝覚めがとてもよろしくない。
介護生活に入って、初めて母を少し恨んだ(笑)・・・・。
こういうのって、体がとても辛いのだ・・・・。
寝ても寝ても寝足りない感じ・・・・・・。

鬱ってこんな感じのなのかも知れないと思った。
やらなきゃならないことや、家の中の細々したことが気になるのに、体の照準を合わせることが出来ないのだ。

子供から見れば、「ママサボってる」→「だらだらサボってる人からお説教されても聞く気にならない」っていうような図式なんだと思う。

だから、いちいち逆らう。
「なんで○○しなきゃならないんだよー」
そして、私が家を空けることがわかっているので、その時間までのらりくらりと返事を延ばし、宿題もきちんと済まさず、次の日に学校に行くことがよくある。

息子もどっちか片方だけならまあ、なんとか処しきれていたんだけど、今朝、それでなくても時間が無いというのに、ダブルでやってくれちゃいました!
昨日の夜も、意味なく外食前に、上の息子と揉めて、それでなくても空気はよくなかったのだけど・・・。(楽しい外食も台無し・・・・^^;)

結果、下の息子は怒(って文句を言いながら・・・)りながら、ムキになって、土砂降りの雨の中、傘をさして、走って学校へ(多分着く頃にはびしょぬれ・・・・)。
上の息子は仲直りもしないまま、遅刻寸前で主人が何とか学校に送って行ったらしい・・・。
その時間にはもう既に私は母に付き添っていたから相当に修羅場だったことは想像できるけれど・・・。

こうなると、本当に主人に申し訳ないと思う。
いつもはこうなっても、なんとか収めて、学校へつく頃に、家でのストレスが出ないように気遣えていたんだけど・・・。
ましてや上の息子は、アスペルガー・・・普通の人より遥かに我慢したりのキャパが狭い・・・。
家で揉めてそのまま送り出すと、友人との摩擦に耐えられないことも充分に予測できると言うのに・・・。

病院は待ってくれない・・・。
時間通りに遂行することがその業務だから・・・・。
そして私は遅れるわけにはいかないのだ・・・。

小さなひずみが、本当に最初は小さかったひずみが、じわじわと私の生活を脅かす。
早く8月になって欲しい。
生活を仕切りなおし、「母の生活」ではなく、「自分の生活」を真ん中にして、毎日を送りたいと思う。

自分の家族ととても距離があるような不安感と、切り離されたような孤独感が最近毎日心を占める瞬間がある。
「介護で家族離散」ということをドラマなんかで見たことがあるけれど、これが続くと、確かにそうなることは予測に難しくない。
あと10日・・・・それが待ちきれないほどだ。

母には申し訳ないけれど、私にとって、一番大切なのはやはり息子や主人になるのだと思う。
認めることは辛いけれど・・・・。
私が母になったその瞬間から、私は「守られるべき子供」から、「守るべきものがある大人」になったのだと思う。
かつての母たちもきっとそうだったのだと思う。

今日の夕方には、ゆっくり夏休みのプランでも話して、楽しい時間を過ごそうと思う。
「今」を子供と楽しめなければ、子供はここを飛び越えて大人になっていってしまうと思うのだ。
ちゃんとした子供にならないとちゃんとした大人になれないというのが私の持論。
少し揺れ始めた上の息子の最後の子供時代をちゃんと見届けたい、と思う。