良くなると、いいことばかりではない・・・。
自分の半身が動かないこと、感覚が鈍いこと、自分の意思で思い通りにはならないこと、がはっきりとと分かってきた母・・・。
感情にかなり波が出てきて、時にはらはらと涙を流したり、何かを伝えようとして、必死に声を絞り出す・・・。
そんな母と2人っきりだと、こちらも泣きたくなってしまうし、こんな辛い付き添いはやめてしまいたいと、正直、弱い私がそう思う。
でも、現実に、投げ出すわけにも行かないし、母と一緒になって泣きじゃくるわけにも行かない。
私はしっかりと立っていなくてはならないのだから。
もう一人の私は、まるっきり非情な人間で、母が泣いていようと、時間が来れば病院を後にするし、泣きながら訴えていることでも、わからなければ何度でも聞きなおす・・・・。
私の中にこんな私が住んでいる。どちらも私で、どちらも必要。
今必要なのは、感情に振舞わされる私ではなく、非情かもしれないけれど、理性的に物事を片付けられる方の私・・・。
母が良くなるたび、病院から次々と電話が鳴り、いろいろなものを持ってくるようにと指示が出る。
あれやこれや購入しながら、病院に駆けつける。
ああ、もう、ドラッグストアのデリバリーがあればいいのに、とさえ思う。(ホントに商売になるかもよ・・・・・)
母だけを中心にしてリズムを崩せば、自分の健康や、他の家族にも迷惑がかかる。
だから、地軸は他にセットして、うまく回るように段取らなくては・・・・。
明日は、リハビリクリニックの説明会と打ち合わせ。
早く寝よう・・・・。
明日、いろいろ決まる。
報告はそれから・・・。