介護認定が終わり、ケアマネさんとのお話も終わって帰ろうと、もう一度母の部屋を覗いたら、そこにリハビリの先生が登場。
多分、一般的だと思うのだけど、脳梗塞で母のようになってしまった場合、理学療法・作業療法・言語療法の3つが早急に行われる。
その中の、作業療法士の先生(若くて美人なの~(^^♪)が今ちょっと良いですか?と・・・・。
なんだろうと立ち止まり、話を聞くことに・・・・。
実は、この3日間で突然目に見えて回復が目覚しい母のこと・・・・。
このまま施設で通院にしてしまうと、折角回復している機能が退化したり、せっかく延びようとしている部分がおじゃんになってしまうこともあるということだった。
実は、私も合間を見て、脳梗塞の勉強はしていた。
最初の3ヶ月から6ヶ月が特に重要で、この時期に回復する部分は著しく元に戻ろうとするのだ。
6ヶ月から1年くらいで大体落ち着いて、そこからは定着状態になる。
それからも回復が望める部分もあるが、緩やかな伸びに変わる・・・。
だが、この病院の隣にある、リハビリ専用の病院に入院するには、付き添いが必要になる・・・。
仕事もある私は、ずっと母に付き添うことは出来ない。
その病院が優れた病院だということは分かっているし、今、この病院にいるから容易く入ることが可能だけれども、外から入るのはかなり困難な人気の(?)病院だということも充分知っている。
リハビリが優れているから、社会復帰率も、自宅や施設に帰る場合も、かなり良い状態まで戻っているパセンテジが高いのだ。
ヘルパーを頼んだことのある人はいるだろうか?
私はある・・・。
主人の父が(問題行動があって目離しができない為)24時間介護を家族の人でお願いしますと言われた時、最初は家族でローテーションを組んだけれど、やがて疲れ果て、(当時、義父は昼夜逆転を発症していて、夜は一睡もしなかった・・・)ヘルパーを頼んだ・・・・。
1日、約15000円(交通費・紹介料含む)・・・・それが実費なのだ。
さすがに長くは頼めないから、数日、家族が充分睡眠をとり、家の中の雑用を片付ける間、お願いをした。
もともと看護士さんだったから、仕事ぶりは完璧で、文句は全然なかったが、やはり、庶民がずっと頼み続けられる金額ではなかった・・・・。
先生のお話によれば、母は、問題行動もなく、大人しく、しかも、リハビリも熱心なので、昼間の付き添いは不要ということだった。
だが、母の介護が出来るのは、家族で私一人だ・・・。
母の夜を見ると、オムツを3回ほど替えるのみで、あとは大丈夫ということだった。
だとすれば、夕方から夜12時もしくは2時くらいまで付き添って帰宅をするということを許してくれれば可能ということだ。(どうせいつも夜遅い・・・)
しかも、3ヶ月の間という限られた期間だけ・・・・。
看護士さんたちに相談をして、それが可能か確認中だ。
もし許されれば、母は、このまま格段にいい方向に回復が出来るし、その間の医療費は高額医療ということで3ヵ月後に9割がた帰ってくる。
施設も、今は一杯だけれど、3ヵ月後はもう少し空いてくることだろう。
母は、恐らく介護度が高いので、優先順位を先にしてくれることは間違いがない。
もし、夜中途中で帰宅さえ許可が降りれば、しばらくは忙殺されるけれど、最初に思っていたよりはいい結果を得ることができるのだ。
だから、この一筋の希望に望みを託す。
それが今日の少しうれしい、急転直下な話。