きれいなこと、美しいもの

いつものナチュクリ講座。
今日は一人、風邪で欠席。

あまり、進んでしまったり、違うことをやってしまっては、来月の講座で彼女だけ取り残されてしまう感があってもいけないので・・・(どのみち、完全ボランテイアですから・・・・^_^;)今回は今までの復習と、不具合を話し合う。

私はCPPに入ったことによって、勉強をさせてもらっているので、随分懐が深くなったが、彼女らは、そういう機会はこの講座だけ・・・・。
使っていく上での不具合に関しても、その理由が分からないのだ。
結果、まったく効果的に正反対の対処をしてしまったり、思いもかけない結果に驚いたりする羽目に陥る。

なんとか、解決してあげたいと思うのだが、これまた結構難しい。まず、質問ひとつとっても、彼女たち自体が分からない部分だと、質問自体、こちらも良く分からない。

目的と処置と結果、それだけでよいのだけれど、それがどうも説明できないようなのだ。
合成洗剤で慣れきっていた彼女らには、まだまだたくさんのウロコが目にびっしり張り付いていて、正確なことを見抜けない。
的確な説明ができない。

良く分かる、とっても・・・・数年前の私がそうだったから・・・。
だから、投げ出さないで、ゆっくり前進しようね。

私は、どうしたことか、本当に、偶然、たまたま・・・ナチュクリに驀進してしまい、そのいくつかが、ツボにはまって、そしてすっかり目からウロコが一気に落ちた人だったから、その後の知識が入りやすくなったんだね。
でも、普通はそんなスピードでは進めないから、ゆっくりゆっくり・・・・・ね。

そんな中
「なぜ、ホワイトビネガーなのか?」
という質問が出た。

基本に立ち返って説明する。
「安全なこと、手に入りやすいこと、そして使い勝手がいいこと」
この3つなのだと言うこと・・・。

それは分かったが、彼女たちのこのホワイトビネガーでの不満は、容器らしい。
他に使えない容器はもったいない・・・と言うのだ。
それは、ごもっとも、とっても正しい。
でも、では、今まで、酢や酢酸を購入していたときに、それは量り売りでしたか?という私の質問。

本当は、ビネガー屋さんが来てくれて、容器をもって走っていけば、詰めてくれるのが一番いいけれど、現状、やはりそういうことはないわけで・・・・これは私も我慢していることなのだと言うことを話す。

合成洗剤からナチュラルなものに移行するとき、色々考えて、自分なりのボーダラインを引くときがある。
彼女たちも、まさに、そういう時期にさしかかったのだろうと思う。

「ナチュラル」という言葉に翻弄され、何をどうすればいいのか、混乱してきたのだ。

私もそうだった・・・ガラスでなければならない、陶器でなければならない、合成樹脂なんてもってのほか・・・・・・。
なんて、くだらないことを考えていたものだ。

でも、きっと、これも目からウロコで、ある日気づくと思う。
窓のふちも、お風呂場のコーテイングも、生活のありとあらゆるところで、容器なんか関係ないくらい大量の樹脂にお世話になっていることを・・・・。
でも、それは決して教えない。
自分で気づいて答えを出すべきことだから。
ヒントはもう出した。
「安全・容易な入手経路・使用も容易」

そろそろ、「ナチュラルなもの」で、「人工以上のもの」に使い勝手が良くて、「デザイン性もすぐれているもの」を市場に出すこと。
この間のアイポッドのひょうたんのスピーカーみたいに・・・。
意外性だけではなく、音質もすぐれているらしい。

本当に正しいことはきれいで潔く、必要とされているものは、個性的でも美しい。
その逆にならないように、私はまた先に進もう。

でも、仲間がいるから、今度は一人じゃない。
講座の人達の、最初の1歩を支えて、方向を示してあげたいと思う。
この講座だけではなく、たくさんの人達と、同じ方向を向いていけたら最高だな。