我が家で、この冬から仲間入りした家電製品が「オイルヒーター」。
デロンギ社のものなので、その名も「デロ子1号」~「デロ子3号」まで・・・・。
うちでは、大体、家電製品や車に名前が付きます。
なぜかは分からないけれど、誰かが名前をつけ、やがて家族に浸透して、気づいたらその名前になってるんですね・・・。
正直、結構な値段がするし、あまり、知人や近所で使ってる人がいなかったので、情報量がなく、購入には随分迷ったのだけれど・・・。
まずは、彼女の短所をあげよう。
①かなり高価。ネットで安く買えたといっても1台3万円もする(1500w・24時間タイマー付)。
②重い。16~17kgもあるので、フラットな場所への移動はキャスターでラクにできるけど、1階から2階へ・・・なんていう風に、持ち上げなきゃならないのはかなり大変。
③かさばると思う。シーズンオフ中の置き場は確保しておかないと大変だと思う。
④電気代がかなりかかる。最初は使い方もよく把握できないので、適当に使う人がほとんどだと思うけど、もし、1500wのフル使用なんかしたら大変ですよ!
⑤じんわりとしか暖まらないので、物足りないと感じる場合も・・・・
・・・にも関わらず、じゃあなぜ、3台も買っちゃったのか?
理由は我が家にはとってもぴったりだったから!それにはこんな訳があります・・・・
我が家はダイワハウスで建てました。工法は「軽量鉄骨作り」なのです。
この工法は、地震に強く、気密性の高さがそのウリです。また、工事期間も非常に短く、100日工期なので助かります。
もちろん、その長所は短所にもなりうるのです。
特に、気密性に関しては、言い換えれば、換気を意識して行わないと、屋内の空気は汚れっぱなしと言うことなんですよ。
オイルヒーターは、中に入っているオイルを温めて、輻射熱として発散しますから、気密性の高い家や、マンションなどにはぴったりなのです。
この点で、我が家には環境的に合っていると言うことになります。
また、部屋の窓や、出入り口のドア、外気と直接触れる壁際などに置くと、効果的で、冷気をシャットダウンしてくれます。
我が家は12畳の寝室に、それぞれがベッドで就寝するのですが、この広さで部屋を暖めようとすると、エアコンは大変だし、石油ストーブは、どうせ寝る前に消さなきゃならない・・・・。
布団乾燥機で布団を暖めてから寝ることもあったけど、布団から出ている部分は寒い・・・。
ところが、輻射熱は、壁や天井をじんわりと暖めてくれるので、仮に、布団から少々はみ出していても、寒くはないんですね。
また、タイマーやサーモスタットをフルに使うことで、必要最小限の使用量にできるのです。
昨年までは、冬の朝、自分が起きるのも辛かったけど、子供を起こすのにも一苦労でした。
うっかりエアコンのスイッチを消さずに寝てしまって喉を痛めて・・・・風邪をひいてしまったり・・・ということもあったのだけど、24時間タイマーはセットしてさえ置けば、ずっとそのサイクルで動いてくれるので助かります。
結果、我が家では、冬、エアコン・ホットカーペット・オイルヒーターの3つを組み合わせて、節電しながらなんとかやれるようになりました。
そして、寝室はオイルヒーターのみなのだけど、風邪もひかないし、朝、自分も子供たちもすっきり目覚めることができて、本当に快適なのです。
そして、最近、ものを買うときにいつも考えるのは、「これは最後、地球でどうなるのか・・・?」と言うこと・・・。
ナチュクリを始めると、みんな考え始めることらしいのだが、私も例に漏れず・・・と言うことらしい(^_^)
オイルヒーターはたくさんのメーカーから出ているけれど、デロンギはすごく高いと思う。
底値が落ちないのだ・・・。
それは、商品を買ったら付いてくる「エコカバー」と言うのがあるのだけれど、彼女が使えなくなったとき、これに包んで、会社に送り返せば、98%ほかのものにリサイクルされ生まれ変わって、また私たちのところに知らず知らずのうちにやってくることにもなるのだ。
よく売れているのは、こういうことも考える人が増えてきたからなのかもしれない。
ものを生産している会社が最後まで責任を持つ・・・・当たり前のことのようだけど、なかなか見ないのが現実。
だから、私は、数ある中から、この会社のものを選ぶことにした。
値段に含まれている「安心」を買ったのだ。
手元にあるものは、「安心」で、「気持ちの良いもの」であってほしい。
で、なければ、ストレスの元になってしまう。
たった一つのものを選ぶのにも最近は本当に時間をかけるようになった。
服でも、下着でも、台所用品でも、食料でさえ・・。
納得するまで購入をしないということは、シンプルライフを楽しめるようになった・・・あるいはエコな生活に近づいてきた・・・と言うことなのかな・・・・・?
いずれにせよ、まだ寒い日が続く・・・。
デロ子、もう少し、私たちのために働いてくださいね。
あなたがうちに来てから、ストレスが減りました。
あなたを選んでよかった・・・・こういう思いになれるものをこれからも選ぼう。
選べる自分でありたいな。”