物事の本質と行動

なんだか、哲学みたいなタイトルに、自分でも吹いてしまいましたが・・・^m^

最近、家の中にあるマイナートラブルに気づく・・・でも、少し目線を変えると、きっと解決する。

例えば、我が家で私がもっとも嫌っていたこと・・・。
リビングが汚い!
なぜ汚いか?
子供がおもちゃやおやつ、そして、上着までも部屋に持ち込んで、もう、ぐちゃぐちゃ・・・・。
汚れた靴下や、鼻をかんだティッシュまで落ちている。
気づいたときにはかなり凄惨な状態で、片付ける気もなくなる・・・・。

そして、口うるさいママは誕生するのだ。
この状態を解決するために・・・・・・

1・ものを食べるのは、食堂のテーブルだけというルールーを作り、徹底的に守らせる。
食べ物が落ちていた場合、即座に食堂に持っていかせる。
【理由】
ゲームをしながら、あるいはテレビを見ながら、小腹がすくと、何かをつまみたくなる。食堂からおやつを持っていくが、容器を返したりということは母親がやるものと(勝手に)決めている。
また、ゲームに集中しているので、やるという気があっても、実際には誘惑に負けて、実現できない。
結果、叱られる・・・面白くないのでますますやらない。
いつまでもそのままではこちらが困るので結局は私が片付けてしまう・・・・彼らは放っておけば母親が片付けてくれると、繰り返し繰り返し学んでしまう。
【結果】
この流れを、時間をかけて変えるしかない
時には、食事の前に、済まさないとご飯は食べられないよという厳しいこともあった。でも、そうでもしないと、彼らと私の確執は確実に深くなる。ルールを作り繰り返し教えていくことが大切。

2・ゴミもすべて、本人たちにゴミ箱に捨てさせる。
相手が怒ったり、すねたりして動かなくても、こちらも決してあきらめずに何度もうながす。
ここで負けてしまう人が多いのだろう・・・でも、ぐっと我慢。ひとつは拾ってあげても、残りは自分たちで・・・。
一日で終わらなくても、次の日でも、自分でやらせる。
【理由】
1・とほぼ同じ理由。どんなに散らかしていても、いずれは、母親が片付けてくれる。まずいことが起こっても、大人が何とかしてくれるので、自分たちは手を下さなくてもいいと繰り返し学ぶ。
【結果】
1・とほぼ同じ。ゴミをそのままにしておくと、ダニがわいたり、次の日に母親が掃除機をかけられなくて大変困るということも含めて話をする。清潔な生活のほうがすばらしいのだということを納得するまで、語り、叱り、励ます。

3・上着を持ち込まれると、ホコリやニオイが気になるし、この季節には風邪やインフルエンザまでもリビングに持ち込むことにもなりかねない。
廊下にアイアンフックを取り付け、帽子と上着は必ずそこにかけさせる。

【理由】
上着は、外に行くときに羽織るもの・・・・子供たちの勉強部屋にはクローゼットがあり、当初はそこへいちいち片付けるように指示をしていた。しかし、実際に自分がその動線を動いてみると、あまりに無駄が多く、これは毎日続けるのがおっくうなことに気づく。
いろいろ考えたが、空いている、玄関からも見えない壁にインポートものの、おしゃれなフックを購入して、壁に取り付ける。
【結果】
上着と帽子の居場所を確保。
これで、床に転がるシワシワの上着を見なくて済むようになる。
今後の課題は、そこに何でもかんでも引っ掛けて、永遠の居場所にしないようにすること。毎日、家族が出かけた後、そこに何も残らないようにすることが私の仕事になる。
インド製のアイアンフック。陶器のボールがくっついてるのがかわいくって、これにしました!

これって、本当に、疲れる・・・・正直、全部自分ひとりでやったほうが早いことばかり・・・・。
でも、やらせることに意味があるのであって、部屋をきれいにすることそのものは、結果に過ぎない。
もちろん、部屋が片付いているのに越したことはないが、それだけにとらわれないようにしなくては・・・。
ナチュクリをしていると、常に人の動線に目がいくようになっていく・・・。
常に、どうすれば最短で最大の効果があげられるかを考えている・・・最初は意識的に・・・そして最近は無意識に・・・。
答えにたどり着くまでが実に早くなっている。
物を選ぶとき、人に何かをやってもらうとき、自分が何かをするとき・・・・すべてを計算し始めた自分がいる。

時には疲れるし、時には脳が考えることを拒否して、できないこともある・・・。
でも、そちらのほうが私にはすでに、日常ではない。

そして、それができるのは、自分が愛している場所であり、好きなことをするときに限られる。
それ以外の場所にはパワーが出ないのだ。

最近遊びに来てくれる友達が「とっても居心地のいいおうち」と言ってくれる。
一人ではなく何人にも・・・・。

それは、私がこの家を愛し、家族を好きだからなのに他ならないのだ・・・・。

家の中の無駄なものたちが少しづつ、姿を消し始めた。
子供たちは要らないおもちゃを処分し始めてきた・・・。

必要なところに必要なグッズを取り付け、物に居場所を与え、家の中をゆっくり動かし始めた・・・。
ここが自分にとって、世界で一番くつろげる空間にしたいから・・・。

まだ先は遠いけどね・・・。
でも、始めた頃に比べたら、随分と変わったのだ。
もう少し、もう少し・・・・そんな気持ちで過ごそう。
行動は一番最後についてくる・・・・素敵なおまけをくっつけて・・・。
理由のない行動は疲れるけれど、そうでないものは楽しい。
計画と行動力。このバランスを上手にとることができるようになることが、ナチュクリの本質・・・・ではないかと最近は思うのだ。

以前に比べて、私の24時間は、36時間くらいの仕事をこなせるようになっている。
無駄をなくすると、すべてが効率的。
ものを探す時間、子供を叱る時間・・・etc・・・・。
本当に大切な「自分だけの贅沢で無駄な時間」が増えて、充実してくる。
この「無駄」は、第三者からは一見無駄に見えて、私の脳の中が規則正しく並び替えられたり、忘れていた大切な事を再考する時間。
上で言う、誰にとっても「無意味」で「無駄」と言うのとすこし違うのだ>^_^< 自分に言い聞かせる・・・忙しいときほど、よく考えよう、よく考えよう!