ベーキングエンジェル、天草に乱れ舞う!
ばあばといっしょ! おうちピカピカ大作戦
by 原田彰子
プラネットショップに、重曹に出会え、お掃除が楽しくなって幸せです、と、スタッフまで幸せになるようなメッセージをくださった原田さん。あんまりたくさん注文してくださるので、どうやって使ってらっしゃるのかお訊ねしてみました。そうしたら、おうちだけでなく、職場の井戸端会議でも重曹の輪が広がっているのだそうです。
原田さんは洋服の補正をするお店にお勤め。糸と針の織りなす、優しく細やかなお仕事が得意の、名づけて“天草のベーキングエンジェル”のみなさんの、心あたたまるハッピークリーニングのエピソードをたくさん教えてくれました。CPPから、皆さまのご健康とご繁盛を、心よりお祈りいたします。
孫の隼くんとの、とっておき、原田さんちの「ばあばといっしょ!おうちピカピカ大作戦」も、かわいくって、すてきです。隼くん、大きくなったかなあ?(^^)
■□■ ベーキングエンジェル、天草に乱れ舞う! ■□■
◆保育園児2人のママ、Kさんの場合
Kさんは、縫い物大好き。会社で縫うだけでなく、家でも次々仕事をこなしているらしい。やさしい旦那様が家事をしてくれるので、ひたすら仕事にうちこむ毎日だったのに……。重曹に出会ってしまった。ちょっとこすって、エッ、きれい。またこすって、オゥきれい。……台所のあちこちを磨き出した。
ある日、旦那様が寂しそうに言ったとか。「お前、旅立つのか?」
◆重曹を洗濯に使ったHさんの場合
洗濯槽の汚れまで落ちたけど、洗剤のフワンッと したにおいもなくなっちゃった。台所の壁がきれいになったけど、全部きれいにする と、「それがあたりまえ」になっちゃうから少し磨き残しておくんだって!
◆きびしいお姑さんに泣かされているMさんの場合
重曹で台所を磨き、炭酸水でガラスもきれい。珍しくお姑さんにほめられたそうな。その上、掃除していないところまで「きれいになった」と言われ、「でしょう」といったらしい。オイオイ……。
またある日のこと。「炭酸水をこぼしたけど、大丈夫と思って片づけるほうを先にしてたら、白木の廊下がしみになった」と言うMさん。わたくし、失礼にも「汚れがそこだけ落ちたんじゃない」とか「全体に広げたらどうかな?」あんまりショボンとしているので「借家? 持ち家?」と尋ねたら、「2年前に新築したんです」なんとおわびをいったらよいのか。
◆やさしい奥様のTさんの場合
初めての重曹をお掃除の他に旦那様のために使ったそうです。機械油で汚れた夫の手をきれいにしたり、じくじくしている夫の足の指の間にふりかけてサラサラにしたとか。それって、人体実験?
◆そしてみんなのハッピークリーニングユニフォーム ワッハッハッの豪快エプロン? いいえ、エンジェルエプロンです。ちょっとばかり、でっかいだけ。
というのも、バスケットにスプレーをセットし、掃除をはじめても、脚立にのったり、跪いたり、家具の隙間に手を伸ばしたり……ついつい夢中になって、クエン酸のスプレーは? 水は? 炭酸水は? ぼろ布は? と、さがすことに……。
そこでKさんが作ってくれたのが、幅65センチ、丈70センチの貫頭衣風エプロン。おおきな貼り付けポケットが前に4つ、後ろに2つ。水、炭酸水、クエン酸、香りつき重曹、ぼろ布、古歯ブラシ、が全部入って便利。
■□■ 原田さんから一言 ■□■
私は雑誌「いきいき」に紹介された重曹掃除方にはまった「エンジェル見習い」。いきいきは、50代からの生き方・暮らしかた応援雑誌。そう、なんとわたしは54歳の主婦エンゼル? なのです。
半世紀以上生きてきたのに掃除、片つけがとーても下手。5人の子供を育てている間、家の中は悲惨でした。なんとかスッキリ暮らしたい。探し物をせず、汚れ物をためず、四角い部屋を四角に保ちたい。夫の母は私が密かに「人間掃除機」と呼んでいたくらい、彼女が通過した後は、ごみ一つ落ちていなかったのに私はがんばっても、がんばっても、いまいちスッキリさせられない。 昨今の収納ブームで、物をへらす。物の定位置をきめる。すのこ棚もつくりました。常に片つけを意識してるのに、いまだにスッキリ出来ません。有吉佐和子さんの「まどう」に「掃除や整頓ができるのは才能だ」と言う主婦がでてくるが、本当にそうだと思います。今回、きれいに暮らしたい願いが通じたのでしょう。重曹掃除法に出会いました。子供が幼いころに作っていたかぼちゃケーキやクッキー。その材料で掃除ができるなんて、目からうろこ、でした。
スプレーが8本。ガスレンジの上のフードは油汚れで年末の大掃除の目玉だったのに・・・。脱衣所の壁の汚れもきれいになって明るい部屋。カーテンも真っ白。「上から下」掃除の基本に従って私の視線は天上から壁、カーテンレールの上、カーテン、かけ時計の上、額の裏、と汚れが限りなく見えてきます。
土、日をまって掃除をしますが、掃除がこんなに楽しいワクワクするものだとはおもいませんでした。ガス台の上のレンジ フードもピカピカになったので1枚撮りました。
2歳の孫に「ハヤト専用スプレー」を持たせてシュッシュッさせています。
「こんなの知ってる?」
赤毛のアンに、ベーキングパウダーの話があるの、しってますか? アンの小説にダイアナが一言加えて応募する話。モンゴメリーは掃除にもベーキングソーダーをつかっていたのかなー?
エンジェルエプロンを着た私と隼。バーバのを欲しがるので、専用スプレー。私のは高いところにタオル掛けを取り付け、収納しています。