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話題714 | ■植物系洗剤について。 lotta 2004/8/1(日)01:33

近くのスーパーで、ECOVERという洗剤を見つけました。ネットで調べたところ、植物から抽出した安全性の高い界面活性剤を使用していて、生分解性が早い、とありました。品名が「合成洗剤」になってしまうのは、法律上の定義が「汚れを落とす成分の30〜40%以上が純石けん以外の界面活性剤によるもの」だからだそうです。お使いになった事がある方、いらっしゃいましたら、詳しく教えて下さい。成分の詳細がわからないため、使うのを躊躇しています。

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投稿2 | ■Re1:植物系洗剤について。 lotta 2004/8/3(火)22:28

ioさん こんにちは。
いつも詳しいご説明ありがとうございます。
サイトを参考に、勉強してみます。
買うにしても買わないにしても、内容をよく吟味するのは事ですよね。
ありがとうございました。

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投稿1 | ■Re0:植物系洗剤について。 io 2004/8/1(日)16:13

lottaさん、こんにちわ。

> 近くのスーパーで、ECOVERという洗剤を見つけました。ネットで調べたところ、植物から抽出した安全性の高い界面活性剤を使用していて、生分解性が早い、とありました。

日本でも少し取り扱いがあるようです。
あちこちサーフィンしてわかったのは、非イオン系で食品や化粧品への添加を許される乳化剤の一種、
ショ糖脂肪酸エステル(SE)の一種を界面活性剤にしている洗剤らしい、ということまででした。
「砂糖と植物油から作った」と謳うのは、脂肪酸に植物油(何の植物かは不明)を用いているからでしょう。

日本でも、SEを使った洗剤は2000年くらいから増えてきており、いずれも人と環境に優しいということを謳っています。
ただ、ECOVERもそうですが、残念ながらBOD、COD、TOCといった生分解性を表す詳細なデータはネット上には見つかりませんでした。

したがって客観的な評価はできかねますが、
以下のサイトをご案内申し上げておきますので、
ご自分の判断の参考になさってください。

http://www.mfc.co.jp/index.htm
http://www.m-kagaku.co.jp/business/library/se.htm
リョートーシュガーエステルという製品名の、
広く使われるショ糖脂肪酸エステル群の概要を把握できます

http://iyashi-mori.jp/kodawari/kodawari_k.htm
主な界面活性剤の特徴一覧でシュガーエステル=SEと他を比較してみましょう。

http://www.ffcr.or.jp/zaidan/FFCRHOME.nsf/pages/JECFA-ADI-D
指定添加物のJECFAによる安全性評価
SEは指定添加物165番、乳化剤、ガムベースとして分類され、
食品添加物としてショ糖脂肪酸エステルを摂取する場合は、
一日30mg/kgのADI(一日摂取許容量)が設定されています。

http://www.nihs.go.jp/center/kaigi/rpt-10j.htm
FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)の報告書
上記安全性評価の根拠となる1997年の会議の報告書です。
この時、提出されたヒト耐用試験の検討から、
SEグループのADIは20 mg/kgから30mg/kgに変更され、
規制としては総じて少し緩くなったようです。

洗浄力は、石けんと比べると半分から3分の一だという報告も見かけましたが、
どの脂肪酸を使っているのかがはっきりしないので、これもごくアバウトな評価だと思います。
ちなみに、PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)の指定化学物質ではありませんでした。

何を使って生活のベースを組み立てるかは、
結局、誰がどう言おうと自分次第というところがあります。
知れば知るほど、現代は、選択肢も多く、迷うこともたくさんありますね。

良いご参考になれば幸いです。(^^)

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