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話題359 | ■使い切り家庭用殺虫剤、その後 io 2002/11/1(金)14:15 | |
国民生活センター発行誌「たしかな目」9月号に、 家庭用の使い切り殺虫剤(締め切った部屋で人は逃げてシューッってやるヤツです)について、 部屋の壁やカーテン、床に殺虫成分が多く残ることが発表され、けっこう物議をかもしました。 水拭きくらいでは40%くらいしか取り除けず、 また容器の説明には成分が残ることも書かれてないということで、 業界には表示の改善を、 消費者には「赤ちゃんやアレルギーの人がいる家では頻繁に使用しないで」と、 呼びかけています。 それに対して、同11月号に業界の意見が載っていましたので、 こういうのってご多分にもれず、ちょっと難しい用語の羅列なんですけど、 主なものを、簡単にご紹介します。 いつも思うのですが、このテのフェアな議論は、 読んでいる側からも好ましいものですね。いいことも悪いことも全部情報公開。 これ、今の世の中のメインストリームかも、と思います。(^^) ●日本家庭用殺虫剤工業会の意見 薬剤が残留する旨の指摘は妥当。ただ、その残留が人体への安全性上どう考察されるべきかについては、国民センター商品テスト部と意見が異なる ※商品テスト部の見解 家庭用、医薬品等として販売する製品なので、残留殺虫成分は肌を通して人体に取り込まれて安全なレベルとすべき。その基準には動物実験による亜急性経皮毒性値(NOEL)ではなく、人が一生食べ続けても安全と考えられる一日摂取許容量(ADI)を用いた。このごろの化学物質過敏症の増加に鑑みても、安全性への評価は慎重に行うべきでは? ●アース製薬の意見 内容量は製品に記載されている。殺虫成分の量はその製品が医薬品扱いであれば法律に基づいて記載している。雑品扱いでも分析すれば濃度はわかる。また「農薬が使われている」との指摘だが、医薬品としての殺虫成分だ。製品は人のいない状態で、定められた使用方法や使用量を守り、正しく使用することを前提としている。 ※商品テスト部の見解 医薬品、雑品にかかわらず、殺虫剤ならば成分量を明記すべきと考える。農薬という指摘は、農薬に広く使われている化学物質が用いられているという意味で、医薬品より危険という意味ではない。雑品扱いであっても、公的規格基準のある医薬品に準じることを要望する ●大日本除蟲菊株式会社の意見 使用後の気中濃度については推移を測定し、消費者には換気時間を「十分に」と表示していたが、具体的な換気時間を定めて表示を改善する。また壁、床等の残留についても推移を測定し、使用後の注意等の表示を検討する。 ●フマキラー株式会社の意見 殺虫剤名を記載していないのは、他の有効成分(消臭成分、除菌成分)と表示を合わせたため。安全性の高い薬剤は、特別に記載する必要はないと判断した。室内に落下した残った薬剤の量についても、安全性は十分に確認して商品化している ※商品テスト部の見解 殺虫成分については、その名称・量等が具体的に明記されるべき。消費者への説明が十分でない点が問題。化学物質過敏症等のことを考慮すれば、残留の事実自体も明記されるべきと考える。 以上 ( 30代・女性 ) |
投稿4 | ■殺虫剤は農薬です!! mariko 2002/11/5(火)22:20 | ▲ |
皆さん、認識がないようですが、ゴキブリやダニの駆除のための バルサンのような燻煙剤は、部屋中に残ってその効果を上げるもの なんですよ。 ダニアレルギーにいいなんていうのは、うそっぱちです。 残った農薬がアレルギー症状を促進してしまったり、 アレルギーの体質のある子を増やしたりするわけです。 燻煙剤がどうかはわかりませんが、環境ホルモン物質を 含んだ殺虫剤もあるわけで、大問題です。 詳しくは、 「農薬の毒性事典 改訂版」(三省堂)をご覧ください。 この本は食と生活環境は安全か? 残留・汚染実態と毒性情報の集大成です。 農薬にまつわる、すべてのことがわかるのに、なおかつ、3000円という 安さで、今年の7月に出たばかりなので、情報も新しいですよ。 おすすめです。 町の図書館にはもれなく1冊は欲しい本なので、蔵書に加えるのが 難しい方は、リクエストカードを出されるといいと思います。 ( ) |
投稿2 | ■Re1:殺虫剤恐い!! io 2002/11/5(火)14:45 | ▲ |
のんちゃんさん、こんにちわ。 > 農薬がどうのこうのってのも大切だけど、家庭の殺虫剤ってのも大問題ですね。 そうですね。健康な大人がすぐ影響を受けるようなものではありませんが、 このところやっぱり、化学物質過敏症や、アトピー、シックハウスといった、 身の回りの物質に弱い体質の方が増えてますから、子供も含め、 そういった方々への配慮や、自分で選ぶことのできるように、 完全な情報の公開が必要なのだと思います。 わかってれば避けることもできますからね。 モノはなんでも使いようというか。。。(^^) ところで壁や床に付着した殺虫成分ですが、 ママの地球モップや、クエン酸スプレーなど、 酸性のクリーナーでお掃除すると、少なくとも水だけで拭くよりよく落ちるようです。 酸性クリーナーは、ホコリや化学物質などを付着した面から剥離させる効果が大きいためですが、 そのあとに、ちょっと面倒ですが、重曹水で二度拭きすると万全と思われます。 今のところ、様々な化学薬品に対して、重曹がどれほど中和効果をもたらすのか、 日本での細かい実験値は今後の課題ですが、この自然の無機物質は、 壁や床に最後にわずかに残っている農薬等の有機成分に対しても、 中和して、つるっと落としやすくする効果を持っています。 米国の老舗重曹メーカーが、 ベーキングソーダのシェーカーをキッチンの洗剤として発売しているのも、 野菜や果物の農薬やワックスを、今までの台所用洗剤とは違う原理で、 もっとよく落としてくれる、というところに着目してのことと聞いています。 ご参考になりますれば幸いです。 生き物にも、地球にも、もっと無害で効果的なナチュラルリビング、 これからもドンドン目指して参りましょう(^^)。 ( 30代・女性 ) |
投稿1 | ■殺虫剤恐い!! のんちゃん 2002/11/1(金)22:35 | ▲ |
恐ろしい話ですね。 でも、そういえば、夏の昼間に駆除をして、観葉植物なんかを早くに家の中に入れたら夏の間に全部枯れちゃったことがありました。 単に猛暑だったからかもしれないんですけど・・・・、でも、なんだか恐くってそれ以来できなくなりました。 人間への影響ってどれ位なんだろうって考えるとすごく恐いですよね。 関係ないですが、先日、足長蜂が息も絶え絶えで家に迷い込んできました。 むちゃくちゃ威嚇されたのでついキ○チ○ールに手が伸びたんですが、はっと思い出して、「しみあっちいけ」を作っている途中ということもあって、台所用洗剤を原液のまま(薄める余裕無くて・・・)かけました。 1メートルほど這ってましたけどころっと死んでくれました。 あとはもちろん、重曹振りかけて、酢酸スプレーして終わりました。 これで少しも危険じゃないのに退治ができた訳ですよね。 農薬がどうのこうのってのも大切だけど、家庭の殺虫剤ってのも大問題ですね。 うーん本当に恐いです。 ( 咳だけ残りました・・・ ) |
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