メニューに戻る 話題104 最後へヘルプ
話題104 | クエン酸ナトリウム SUN@楓 2000/1/24(月) 18:58

以前も話題になったと思うのですが、「クエン酸ナトリウム」についてお聞きしたいです。

「クラブクリーン」の説明に、「きれいになるのは、クエン酸ナトリウムの力です」と書かれていました。
それで、どなたか炭酸水のメーカーに問い合わせてくださって、そのお返事をレポートしてくださっていたと思うのですが、
どうも、その時は「クエン酸」と「クエン酸ナトリウム」が混同されていたようです。

その後、「クエン酸」は酸性のph調整剤、
「クエン酸ナトリウム」は逆のアルカリ性のph調整剤
であることを知りました。
どちらも食品添加物などとして使われているようです。

ということは、「クラブクリーン」は、アルカリの力で汚れを落としているのでしょうか?
水に「クエン酸ナトリウム」を溶かしたものでも同じ効果が得られますか?
また、日本で販売されている炭酸水に「クエン酸ナトリウム」は入っているのでしょうか?

どなたかご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてください。

( 女性:20代:東京都 )


投稿10 | ■Re9:カルシウムイオン? io 2004/7/30(金)01:05

通りすがりさん、こんにちわ。
とても古いログを丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。

> とありますがこの↑カルシウムイオン(Ca+²)はどこからでてきたのでしょう?

もともと、水道水に入っているものです。
もっと言えば、ダムに集まる山々の恵みの水に、
すでに含まれているもの、ですね。

その前、空から降ってくる雨や雪には、
カルシウムイオンは含まれていません。
つまり水は、山という巨大な天然の濾過装置を通る間に、
たっぷり大地のミネラルを溶かし込むのだとお考えください。

日本は、国土が小さいことと、カルスト台地のような、
カルシウムの多い土地も少ないことから、
比較的水に含まれるカルシウムイオンは少ないのが特徴ですが、
だからといって、ゼロではないのですから、
その影響を避けることはできる人はいないといえるでしょう。

私たちの生活を支配しているのは、意外に、
いえ、実はちっとも意外ではないのでしょうが、
「ひねるとジャー!」で便利になった今も、
その水がやってくるふるさとはどういう山か、といった、
大きな環境――風土そのもののようですよ。(^^)

ご参考になれば幸いです。
ではでは。また。

( 台風は西に。。。西の皆様お気をつけて )


投稿9 | ■カルシウムイオン? 通りがかり 2004/7/29(木)00:49


>  このクエン酸3ナトリウムには、水道水中のカルシウムイオンを補足
とありますがこの↑カルシウムイオン(Ca+²)はどこからでてきたのでしょう?

( )


投稿8 | Re:7 クエン酸とクエン酸Naは別のものでは? io 2000/2/14(月) 12:14

ずうさん、こんにちわ。
クエン酸ナトリウムとクエン酸の違いについて、
過去ログにはない詳しい説明をありがとうございました。
うう、こういう碩学の方のお助け的書き込みを、
お待ちしていたのでウレシイですぅ。(T-T)

:  このクエン酸3ナトリウムには、水道水中のカルシウムイオンを補足
: する力があるため、石鹸などの界面活性剤の洗浄力を最大限に引き出すのに一役かっています。すなわち、硬水の軟水化です。
:  「クラブクリーン」レシピに、クエン酸ナトリウムが水を柔らかくし洗浄力を高める、とありますので、クエン酸3ナトリウムが該当するものと、思います。

やっぱりクエン酸ナトリウムもクリーニングに貢献しているんですね。
クエン酸ナトリウムの水質改善作用のメカニズムがきちんとわかってホッとしました。
以上のことから、クラブクリーンに使ってOKな炭酸水とは、

 CO2のみがとけ込んでいる純粋な炭酸水、
 CO2とクエン酸ナトリウムが入った調味炭酸水(よく“クラブソーダ”等と呼ばれる)、

上記の二つ、ということに確証が持てたように思います。
みなさんもどうぞこれからも自信を持って、
この、地球に優しい窓用クリーナーをいろんな用途に使ってくださいませ。(^^)
ずうさん、重ねて感謝申し上げます。m(_ _)m

( 女性:30代 )


投稿7 | Re:2 クエン酸とクエン酸Naは別のものでは? ずう 2000/2/13(日) 20:18

こんにちは。
過去ログを全て把握していないので、ダブっていたらごめんなさい。

クエン酸について:
 クエン酸はioさんのおっしゃるように、酸性物質(ヒドロキシカルボン酸)で、アルカリ性の汚れや臭いを中和して除去する効果があります。また石鹸カス(脂肪酸カルシウム)を溶解する作用があります。たとえば、石鹸で洗濯をしていてタオルがごわごわになったときに、すすぎ時にクエン酸や酢酸などの酸を添加するとタオルが柔らかくなるのは、このためです。

クエン酸ナトリウムについて:
 クエン酸ナトリウムはヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩で、クエン酸塩1分子中にはカルボキシルイオン(COO−)部分が3つあり、一般にクエン酸ナトリウムといわれているものは、たいがいクエン酸3ナトリウム(COONaが3つ)と考えて良いでしょう。
 このクエン酸3ナトリウムには、水道水中のカルシウムイオンを補足
する力があるため、石鹸などの界面活性剤の洗浄力を最大限に引き出すのに一役かっています。すなわち、硬水の軟水化です。
 「クラブクリーン」レシピに、クエン酸ナトリウムが水を柔らかくし洗浄力を高める、とありますので、クエン酸3ナトリウムが該当するものと、思います。

( 女性:30代:千葉県 )


投稿6 | Re:5 ありがとうございます io 2000/2/8(火) 15:23

SUNさん、こんにちわ。(^^)

: 先日、寮の大掃除の時、私は鏡の係だったので、「クラブクリーン」で
: 鏡をふいてみました。
: 寮では「ガラスクルーを使え」と指示があるのですが。

思い切って実験、効果があって何よりでした。
お友達の皆さんの反応はいかがでしたか。

: 身体にやさしいお掃除グッズがあると、とてもたすかります。
: これからもいろいろ使っていこうと思います。

これからも地球に優しいお掃除仲間として、
どうぞよろしくお願いいたしますね。(^^)

( 女性:30代 )


投稿5 | Re:4 ありがとうございます SUN@楓 2000/2/5(土) 00:50

炭酸水のことを詳しく答えていただき、ありがとうございます。
大体のことはわかりました。

先日、寮の大掃除の時、私は鏡の係だったので、「クラブクリーン」で
鏡をふいてみました。
寮では「ガラスクルーを使え」と指示があるのですが。

ガラスクルーのようにすぐには乾かないけれど、二度ぶきできれいになりますね。

私は合成洗剤でくしゃみ連発なので、「天使の・・・」に紹介されているような
身体にやさしいお掃除グッズがあると、とてもたすかります。
これからもいろいろ使っていこうと思います。

( 女性:10代:東京都 )


投稿4 | Re:2 クエン酸とクエン酸Naは別のものでは? io 2000/1/31(月) 18:50

SUNさん、こんにちわ。
重ねてのおたずね、私もいたって調査不足で恐縮です。(^^;

: メーカーは「クエン酸ナトリウム」を「クエン酸」と表示しているのですか?

食品添加物としては、
クエン酸ナトリウムは、「酸味」を和らげ、食味を良くするために、
pH調整剤として添加されることが多いようです。
すっぱくて仕方ない溶液を多少アルカリ性に導くものですね。
おっしゃるように、クエン酸ナトリウムとクエン酸は別ものですが、
成分表示に「クエン酸」と「ナトリウム」が別に示してあると、
両者が一つの添加物として加えられたということがわからないこともあります。
また、この二つの薬品を合わせた溶液は「緩衝液」といって、
液に酸やアルカリを加えたとき、pHの変化を緩める作用があり、
食品や医薬品、工業製品の製造過程で化学反応を安定させるために、
両方を添加して用いているケースが多々見られます。
たとえば市販の飲料ではアクエリアスには両者が加えられています。

: 「天使の…」では「クエン酸ナトリウムで汚れが落ちる」といっています。

クラブクリーンすなわち炭酸水は、
弱酸性水の界面活性作用で汚れを浮かせます。
クエン酸ナトリウムは食用の炭酸水に往々にして添加されている、
いうなれば「化学調味料」の一種ですので、
なくてもクラブクリーンの汚れ落とし作用に問題はありません。
(掃除にはなくても良いくらいです。クエン酸は蒸発しませんから)
この部分がカレンさんの本では言葉足らずになっているところです。
しかしながら、187のツリーで申し上げたように、
クエン酸ナトリウムが水質改善作用を行うことで、カレンさんが指摘するように、
クリーニング溶液になんらかの補助的効果を与えている可能性はあります。
これ以上は専門家にあたってみないとわからないのですけどね。(^^;

なお、炭酸水を作られるときは、
以下の反応を参考にしてみてください。
この作り方の場合は、クエン酸が原料に入っています。
最初に用意する水に砂糖を加えておくとラムネ、
果汁等を加えても美味しい自家製「人工」サイダーになります。(^^)

★クエン酸と炭酸水素ナトリウムによる酸とアルカリの中和反応を行う
 その際に二酸化炭素が発生し、炭酸水が生成される仕組み
 1)ビー玉の入っているラムネの瓶に水を入れる
  2)クエン酸と炭酸水素ナトリウム各1グラムを用意
  3)クエン酸をボトルに入れて溶かす
  4)炭酸水素ナトリウムを一気に入れ瓶をひっくり返す
  5)二酸化炭素の泡が出て内部の圧力を上げ、ビー玉が固定される

以上、ちょっと難しいハナシになってしまい、すみませんでした。
SUNさんのハッピークリーニングをお祈りいたします。(^^)

( 女性:30代 )


投稿3 | Re:2 クエン酸とクエン酸Naは別のものでは? katoko 2000/1/31(月) 18:50

katokoです
: 「天使の…」では「クエン酸ナトリウムで汚れが落ちる」といっています。
: 原書の方ではどういう表現になっているのでしょう。
: 訳す過程で「クエン酸=クエン酸ナトリウム」になってしまったのでしょうか?

このあたりは勝手にナトリウムという物質名を足したりとったりという
作業はしていません。化学物質についてはランダムハウスに準拠
して訳していますが・・・1回確認する必要はありかもしれませんね。

( )


投稿2 | Re:1 クエン酸とクエン酸Naは別のものでは? SUN@楓 2000/1/28(金) 14:03

ioさん、レスありがとうございます(^^)/
187のツリーは以前読んでいて、酸性水で汚れが落とせるというのは
理解できました。

ただ、気になるのは、最初の投稿で書いたとおり、
「クエン酸(酸性)」「クエン酸ナトリウム(アルカリ性)」なので、
この2つは性質の違う、まったく別の物質であるということです。

また、ツリーを読んでもよくわからなかったのですが、
メーカーは「クエン酸ナトリウム」を「クエン酸」と表示しているのですか?
まったく逆の物質なのに?

「天使の…」では「クエン酸ナトリウムで汚れが落ちる」といっています。
原書の方ではどういう表現になっているのでしょう。
訳す過程で「クエン酸=クエン酸ナトリウム」になってしまったのでしょうか?

( 女性:20代:東京都 )


投稿1 | Re:0 クエン酸ナトリウム io 2000/1/25(火) 13:54

SUNさん、こんにちわ。

: ということは、「クラブクリーン」は、アルカリの力で汚れを落としているのでしょうか?

「過去の投稿一覧」のツリー187にある、一連の書き込みをご覧ください。
カレンさんの本での理論的な説明には多少不十分なところがあり、
あらためて調査し直した、炭酸水が汚れをよく落とす本当のメカニズムを記述しております。
結論を申し上げると、弱酸性水の界面活性作用がポイントです。

: 水に「クエン酸ナトリウム」を溶かしたものでも同じ効果が得られますか?

ご存じの通り、
炭酸水に添加されている「クエン酸」とは、クエン酸ナトリウムのことですが、
食品添加物としては有効でも、掃除に使えるかどうかは、
比較実験のデータがないのでわからないのです。
もし、SUNさんが実験なさって同じ結果が得られるようでしたら、
これはまた本以上の新しい情報になりますので、
ぜひこちらのフォーラムにもご報告ください。(^^)

: また、日本で販売されている炭酸水に「クエン酸ナトリウム」は入っているのでしょうか?

入っているものも、入っていないものもあります。
クエン酸ナトリウムの入っていない炭酸水は、
そのまま飲むととても不味いそうです。

以上、ご参考になりますでしょうか。。。

( 女性:30代 )